平成19年に世界遺産暫定リストに記載された「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」について、昨年度に引き続き、令和3年度以降の世界文化遺産候補について推薦を希望するものとして関係書類を文化庁に提出しました。
今後は令和6年度の世界遺産登録を目指し、世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会(奈良県・橿原市・桜井市・明日香村)を中心に関係機関と登録に向けた準備を進め、「飛鳥・藤原」の価値の発信に取り組んでいきます。
平成19年に世界遺産暫定リストに記載された「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」について、昨年度に引き続き、令和3年度以降の世界文化遺産候補について推薦を希望するものとして関係書類を文化庁に提出しました。
今後は令和6年度の世界遺産登録を目指し、世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会(奈良県・橿原市・桜井市・明日香村)を中心に関係機関と登録に向けた準備を進め、「飛鳥・藤原」の価値の発信に取り組んでいきます。
世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を学ぶイベントです。
今回は、田辺征夫氏(「飛鳥・藤原」専門委員会委員、元興寺文化財研究所理事長)と河上麻由子氏(奈良女子大学准教授)をお迎えし、考古学と文献史学のそれぞれの立場から「飛鳥・藤原」の価値の一つである「国際交流」をテーマにご講演いただきます。
さらに、青柳正規氏(奈良県立橿原考古学研究所所長・前文化庁長官)をコーディネーターに、荒井正吾奈良県知事も加わって「飛鳥・藤原」の国際性とその魅力を語っていきます。
日 時: 2020年11月21日(土) 13:00~16:30
会 場:奈良県橿原文化会館 大ホール
お申し込みなど詳細はこちら:
奈良講演会WEB申し込み―「飛鳥・藤原」と国際文化交流(別ウィンドウで開きます)
「飛鳥・藤原」登録推進協議会(奈良県、橿原市、桜井市、明日香村)は、令和2年度以降の世界文化遺産候補について推薦希望をつのる文化庁の照会をうけて、令和2年3月27日に「飛鳥・藤原」推薦希望を表明し、推薦書(素案)を提出いたしました。「飛鳥・藤原」登録推進協議会では、登録に関する諸準備を進めていき、令和6年(2024年)の世界文化遺産登録を目指します。
今後は、文化審議会をはじめ多くの方々に「飛鳥・藤原」の価値と魅力を認めていただくとともに、早期の国内推薦の獲得と世界文化遺産登録が実現するよう一層邁進してまいります。
2019年11月17日(日)、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録に向けた世界遺産フォーラム「日本の古代国家誕生 飛鳥・藤原の宮都を世界遺産に」を開催しました。
日 時: 2019年11月17日 13:30~16:30
場 所:橿原考古学研究所講堂
講演1:世界遺産の新潮流と日本 松浦晃一郎氏(第8代ユネスコ事務局長)
講演2:「飛鳥・藤原」の世界遺産的価値 木下正史氏(東京学芸大学名誉教授)
パネルディスカッション:
西村幸夫氏(コーデイネーター・神戸芸術工科大学教授)、松浦晃一郎氏、木下正史氏、岩槻邦男氏(東京大学名誉教授)、五十嵐敬喜氏(法政大学名誉教授)
当日の会場の様子(パネルディスカッション)
第8代ユネスコ事務局長を務められた松浦晃一郎氏による講演「世界遺産の新潮流と日本」では、かつての「顕著な普遍的価値」を有する単体の文化遺産の登録から、近年では複数の資産で「価値」のストーリーを構築する方向にシフトしていること、そして複数の資産からなる「飛鳥・藤原」もストーリーの作り方が重要であることが語られました。
また、「飛鳥・藤原」専門委員会委員長の木下正史氏からは「「飛鳥・藤原」の世界遺産的価値」と題し、「飛鳥・藤原」は今まで続いてきている「日本」のはじまり、明治の文明開化と同じ古代における一大変革期であると述べられました。
講演の後は西村幸夫氏(神戸芸術工科大学教授)をコーディネーターに、松浦氏、木下氏に岩槻邦男氏(東京大学名誉教授)、五十嵐敬喜氏(法政大学名誉教授)を加えてパネルディスカッションが行われました。「飛鳥・藤原」は考古遺跡としての価値だけでなく、文化的景観ほか「日本人の心」を語れるような資産であり、その価値を世界に広めていくことが大事であるなどの議論がありました。
4月21日、橿原市で行われた春の神武祭参道パレードに世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会が参加しました。
古代衣装などを着用し、参道に集まった多くの方々に「飛鳥・藤原」の貴重さを呼びかけました。