「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を世界遺産に

世界遺産フォーラム「日本の古代国家誕生 飛鳥・藤原の宮都を世界遺産に」を開催しました

2019年11月17日(日)、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録に向けた世界遺産フォーラム「日本の古代国家誕生 飛鳥・藤原の宮都を世界遺産に」を開催しました。

日 時: 2019年11月17日 13:30~16:30
場 所:橿原考古学研究所講堂
講演1:世界遺産の新潮流と日本 松浦晃一郎氏(第8代ユネスコ事務局長)
講演2:「飛鳥・藤原」の世界遺産的価値 木下正史氏(東京学芸大学名誉教授)
パネルディスカッション:
西村幸夫氏(コーデイネーター・神戸芸術工科大学教授)、松浦晃一郎氏、木下正史氏、岩槻邦男氏(東京大学名誉教授)、五十嵐敬喜氏(法政大学名誉教授)

当日の会場の様子(パネルディスカッション)

第8代ユネスコ事務局長を務められた松浦晃一郎氏による講演「世界遺産の新潮流と日本」では、かつての「顕著な普遍的価値」を有する単体の文化遺産の登録から、近年では複数の資産で「価値」のストーリーを構築する方向にシフトしていること、そして複数の資産からなる「飛鳥・藤原」もストーリーの作り方が重要であることが語られました。

また、「飛鳥・藤原」専門委員会委員長の木下正史氏からは「「飛鳥・藤原」の世界遺産的価値」と題し、「飛鳥・藤原」は今まで続いてきている「日本」のはじまり、明治の文明開化と同じ古代における一大変革期であると述べられました。

講演の後は西村幸夫氏(神戸芸術工科大学教授)をコーディネーターに、松浦氏、木下氏に岩槻邦男氏(東京大学名誉教授)、五十嵐敬喜氏(法政大学名誉教授)を加えてパネルディスカッションが行われました。「飛鳥・藤原」は考古遺跡としての価値だけでなく、文化的景観ほか「日本人の心」を語れるような資産であり、その価値を世界に広めていくことが大事であるなどの議論がありました。