「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を世界遺産に

「飛鳥・藤原」登録推進協議会(奈良県、橿原市、桜井市、明日香村)は、令和2年度以降の世界文化遺産候補について推薦希望をつのる文化庁の照会をうけて、令和2年3月27日に「飛鳥・藤原」推薦希望を表明し、推薦書(素案)を提出いたしました。「飛鳥・藤原」登録推進協議会では、登録に関する諸準備を進めていき、令和6年(2024年)の世界文化遺産登録を目指します。
今後は、文化審議会をはじめ多くの方々に「飛鳥・藤原」の価値と魅力を認めていただくとともに、早期の国内推薦の獲得と世界文化遺産登録が実現するよう一層邁進してまいります。

・「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界文化遺産候補への推薦希望の提出について(奈良県文化資源活用課HP)

「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」推薦書作成準備業務について、次のとおり提案書の提案者を募集しますので公告します。

参加希望申出書 提出期間:令和2年5月19日(火)~5月29日(金)15時まで

公告(PDF:324KB)
仕様書(PDF:297KB)
募集要領(PDF:427KB)
様式1(doc:54KB)
様式2・3・4(doc:56KB)
様式5(doc:33KB)

2019年11月17日(日)、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録に向けた世界遺産フォーラム「日本の古代国家誕生 飛鳥・藤原の宮都を世界遺産に」を開催しました。

日 時: 2019年11月17日 13:30~16:30
場 所:橿原考古学研究所講堂
講演1:世界遺産の新潮流と日本 松浦晃一郎氏(第8代ユネスコ事務局長)
講演2:「飛鳥・藤原」の世界遺産的価値 木下正史氏(東京学芸大学名誉教授)
パネルディスカッション:
西村幸夫氏(コーデイネーター・神戸芸術工科大学教授)、松浦晃一郎氏、木下正史氏、岩槻邦男氏(東京大学名誉教授)、五十嵐敬喜氏(法政大学名誉教授)

当日の会場の様子(パネルディスカッション)

第8代ユネスコ事務局長を務められた松浦晃一郎氏による講演「世界遺産の新潮流と日本」では、かつての「顕著な普遍的価値」を有する単体の文化遺産の登録から、近年では複数の資産で「価値」のストーリーを構築する方向にシフトしていること、そして複数の資産からなる「飛鳥・藤原」もストーリーの作り方が重要であることが語られました。

また、「飛鳥・藤原」専門委員会委員長の木下正史氏からは「「飛鳥・藤原」の世界遺産的価値」と題し、「飛鳥・藤原」は今まで続いてきている「日本」のはじまり、明治の文明開化と同じ古代における一大変革期であると述べられました。

講演の後は西村幸夫氏(神戸芸術工科大学教授)をコーディネーターに、松浦氏、木下氏に岩槻邦男氏(東京大学名誉教授)、五十嵐敬喜氏(法政大学名誉教授)を加えてパネルディスカッションが行われました。「飛鳥・藤原」は考古遺跡としての価値だけでなく、文化的景観ほか「日本人の心」を語れるような資産であり、その価値を世界に広めていくことが大事であるなどの議論がありました。

4月21日、橿原市で行われた春の神武祭参道パレードに世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会が参加しました。
古代衣装などを着用し、参道に集まった多くの方々に「飛鳥・藤原」の貴重さを呼びかけました。

3月10日(日)明治大学駿河台キャンパス アカデミーホール(東京都千代田区)にて、「古代寺院から読み解く東アジアの国際交流」と題し、世界遺産登録に向けた講演会を実施しました。当日は、756名の方が参加され、講演を熱心に聴講されていました。
第一部の記念講演では、吉村武彦氏(明治大学名誉教授)に「飛鳥寺・斑鳩寺建立とその時代」について、清水昭博氏(帝塚山大学教授)に「瓦から読み解く朝鮮半島と飛鳥の古代寺院」について、黄暁芬氏(東亜大学教授)に「最新の中国の考古学からみた飛鳥」についてそれぞれの視点からご講演いただきました。
第二部のトークセッションでは、木下正史氏(東京学芸大学名誉教授)も加わっていただき、日本の古代国家が朝鮮半島や中国から受けた影響や国家形成に仏教寺院が果たした役割などについて、さまざまな角度から意見が交わされ首都圏での「飛鳥・藤原」の周知につながりました。
世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会では、今後も世界遺産登録に向けて活動していきます。